- 2002-03-14 (木)
「私は旅の途中である。
歩くその町並みがどこか近未来を想像させる。
そこまでの道程は端折らせてもらうが,とにかく私はとある都市のとあるビルにいた。
ビルと言っても今日の近代都市辺りに誇らしく高々と聳え立っているようなビルとは似ても似つかない。
我々が生活するに必要だとおよそ想像し得る全ての施設が渾然一体となった超大型ビルである。
こうなると最早ビルというよりも山だ。
都市そのものだ。
人と動物と車と道路と樹木と住居の塊だ。
内部からその高さを察することはできないが,眼下に広がるその景色,どこまでもなだらかに続く下層部の町並みがとてつもない敷地面積の大きさを物語っている。
その世界には,大陸が一つしかなかった。
世界地図を広げると,そこには大きな大陸が一つだけある。
湖がところどころにあり,まるで古い漫画にでてくる穴あきチーズを薄切りにしたような大陸だ。
旅には相方がいた。
一人旅ならでは出来得る類の相棒で,名前も顔も性別も忘れたが,私はそいつとその建物の中を観て回った。」
続きを忘れた!
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